歯科におけるEMS(エアフロー)を行う際に注意したいポイント
歯と歯の隙間や、歯周ポケット(歯と歯肉の間)には、歯みがきで取り除くのが難しい汚れが溜まることがあります。
また、歯の表面で固く付着した膜状のバイオフィルムも、日ごろのブラッシングでは中々取り除けません。
こうした汚れが長く付着していると、歯が黒ずんできて審美性が悪くなってしまいます。
EMS(エアフロー)を用いた治療では、非常に粒子が細かいパウダーをジェット水流で吹きかけることで、歯ブラシでは届きにくい歯と歯の隙間に溜まった汚れを綺麗に除去できます。
研磨ペーストを使ってゴシゴシと擦ることはしないため歯や歯肉へのダメージを抑えることができ、落としにくい汚れだけを短時間で取り除くことが可能な治療です。
◆EMS(エアフロー)の施術を受ける際の注意点は?
EMS(エアフロー)の施術を受ける際には、いくつか気をつけておかなければいけないポイントがあります。
それぞれのポイントについては以下の通りです。
■保険適応外なのでコストがかかる
EMS(エアフロー)は審美歯科を目的としたクリーニング治療なので、基本保険外治療となります。
■治療ができない場合がある
ぜんそくなどの呼吸器疾患のある方や放射線治療中の方、ナトリウムの摂取制限がある方、妊娠中の方などはEMS(エアフロー)の治療を受けられない場合があります。
■痛み・違和感を感じる場合がある
基本的には痛みの少ない治療ですが、ジェット水流が舌や歯茎などに当たる時に痛みを感じる人もいます。
ぬるま湯を使用すると痛みが軽減できるため、痛みを感じたらすぐに歯科医に伝えるとよいでしょう。
◆エアフローでは着色汚れは落とせますが歯を白くはできない
EMS(エアフロー)ではジェット水流によって歯と歯の間の汚れ、歯周ポケットの汚れ、バイオフィルムの汚れなどを取り除きます。
こうした汚れを除去することで歯が色素沈着したり黒ずんだりするのを予防できますが、現在の歯の色を今以上に白くすることはできません。
歯を白くする効果を期待する場合は、ホワイトニング治療を行うのがおすすめです。
ホワイトニングとEMS(エアフロー)はどちらも自由診療となるため、通常の保険診療よりも割高となります。
それぞれの治療の特徴を正しく把握したうえで、適切な治療を選択するようにしてください。
◆審美歯科についてお悩みがあれば西川デンタルクリニックへ
京都市中京区・烏丸三条で審美歯科についてお悩みがある方は、西川デンタルクリニックにご相談ください。
短時間で効果的に歯の汚れを除去できるEMS(エアフロー)など、さまざまな治療で口腔内を健康な状態に保ちます。