マウスピース矯正のアフターケアについて解説します。
◆歯並びを安定させるためのアフターケアが必要
マウスピース矯正では、治療前、治療中のほかに、アフターケアにも力を入れていく必要があります。
治療後にきれいな歯並びになっても、そのままにしておくと歯が元に戻ろうとする傾向があるためです。
そのため、歯が安定するまでは固定する装置を装着しなければなりません。
その期間は約2年間で、この保定期間が今後の歯並びにとても影響を与えます。
せっかく矯正を行いきれいな歯並びになっても、アフターケアをするとしないとでは仕上がりも変わってきます。
治療前から治療後も含めてマウスピース矯正だと考えるのが良いでしょう。
◆歯並びを安定させるために必要なこととは?
歯並びを安定させるために必要なことは3つあります。
一つ目は、保定することです。
矯正治療後の後戻りを防ぐために、保定装置(リテーナー)を用いて保定します。
歯根周囲の組織が安定するまでが目安です。
二つ目は、歯並びに影響を与える癖を改善することです。
具体的には、舌癖や噛みしめ癖、口呼吸、偏咀嚼癖、咬唇癖などがあげられます。
無意識に行ってしまう癖もありますが、このような癖を治していくことがきれいな歯並びを維持していくためには必要です。
三つ目は、歯並びに影響を与える生活習慣を改善することです。
直接口に関係なくても、頬杖や不適切な睡眠態癖などは歯並びに影響します。
歯並びの長期安定をはかるためにも、つい自分がやってしまっていることを見直しましょう。
自分ではなかなか気づきにくいため、まわりの人にあらかじめ伝えておいて、癖が出ている時に教えてもらうようにするのも一つの手です。
◆歯並びを安定させるための保定期間中に行うこと
保定期間は約2年間です。
その間、3~6ヵ月に1回のペースで通院します。
通院した時に行うことは、保定装置(リテーナー)の調整です。
リテーナーには取り外し式と固定式があります。
取り外し式のリテーナーは、最初はマウスピースと同様に飲食時や歯みがき時にはずします。
徐々に、3時間、6時間、12時間とはずす時間を延ばしていき、最終的にリテーナーを装着しなくても良い状態にしていくのです。
固定式のリテーナーは、自分で取り外す手間が省けるのがメリットですが、取り外し式のリテーナーよりも虫歯のリスクが高まります。
また、嚙み合わせのチェックや口の中の清掃などを行います。
虫歯がなく清潔な口内環境を保つことが大切です。
◆審美歯科についてお悩みがあれば西川デンタルクリニックへ
マウスピース矯正はアフターケアも大切です。
治療後にしっかり保定期間を設けることで、きれいな歯並びのまま歯を固定することができます。
審美歯科についてお悩みがあれば西川デンタルクリニックへご相談ください。