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【歯科医師がわかりやすく解説】マウスピース矯正のデメリットを解消する方法とは?
マウスピース矯正のデメリットを解消する方法とは?
◆マウスピース矯正によくあるデメリット
マウスピース矯正には、以下のようなデメリットがあります。
・装着時間が長い
マウスピース矯正は、弱い力をかけ続けることで歯を動かしていきます。
そのため、1日20時間以上マウスピースを装着する必要があります。
取り外しができて便利なマウスピース矯正ですが、忘れて装着時間が短くなってしまうと思うような効果が得られません。
治療期間も長くなってしまうため、装着時間をしっかりと守ることが大切です。
・違和感がある
マウスピースで歯全体を覆ってしまうため、噛み合わせに違和感が出る場合も少なくありません。
・できない症例がある
ワイヤー矯正に比べると、治療できる範囲が少ないというデメリットもあります。
特に、抜歯が必要なケースでは不向きとなる場合があります。
・装着したまま飲食できない
マウスピースをつけたまま飲食してしまうと、虫歯や歯周病のリスクが高いです。
装着している間に口にするのは水や白湯だけにして、食事の際は取り外しましょう。
・丁寧なお手入れが必要
マウスピース矯正はつけている時間が長くなってしまうため、汚れも溜まりがちです。
虫歯や歯周病を防ぐためにも、歯間ブラシやフロスなどを使ってしっかりとお手入れをしましょう。
・自己管理をする必要がある
自分で取り外しできて便利な反面、自己管理も必要となってきます。
装着時間はもちろん、交換するタイミングや期間なども把握しなければなりません。
・歯根が露出することがある
無理に歯を動かしてしまうと、歯根が露出してしまう可能性があります。
適切な治療計画を立てることが大切です。
◆デメリットを解決する方法とは?
デメリットもあるマウスピース矯正ですが、以下のことに気をつければ解決することができます。
・アプリを活用して管理しやすくする
近年、マウスピースの着用時期や交換の目安などが管理できる便利なアプリも登場しています。
矯正記録を画像で残しておくこともできるため、効果を目で見て確認することも可能です。
モチベーションの維持にも大きく関係してくるため、ぜひ利用してみましょう。
・マウスピースケースに入れる
マウスピース矯正でよくあるトラブルが、紛失です。
食事の際に外してそのまま捨ててしまうことも多いため、マウスピースケースに入れる習慣をつけておくと安心です。
・違和感が出たら医師に相談を
違和感が出た場合、トラブルを未然に防ぐためにも我慢せずに歯科医師に相談しましょう。
・ワイヤー矯正との併用も検討する
マウスピース矯正だけではできない症例も、ワイヤー矯正と一緒に行うことで治せるケースがあります。
・ケアグッズを使ってみる
マウスピースのケアグッズは様々ありますが、中でも代表的なのが洗浄剤です。
洗浄剤につけ置きするだけで、マウスピースの汚れをスッキリと落としてくれます。
つけ置きが面倒な人には泡スプレータイプもあるため、自分に最適な方法でケアするようにしましょう。
◆マウスピース矯正をお勧めしない人
次のような方は、マウスピース矯正ではなく他の治療法を検討してみましょう。
・自己管理ができない人
取り外しができて便利なマウスピース矯正ですが、その反面装着時間や交換時期などを自分で管理する必要があります。
適切に装着しなければ効果は得られないため、自己管理に不安のある人は避けておいた方が良いでしょう。
・不規則な生活をしている人
マウスピース矯正に必要な装着時間は、1日20時間以上です。
食事と歯磨き以外は全て装着することになるため、そもそも生活スタイルが不規則な人には難しいでしょう。
不規則なまま装着してしまうと、しっかりとケアができず虫歯や歯周病を引き起こしてしまいます。
◆審美歯科についてお悩みがあれば西川デンタルクリニックへ
マウスピース矯正のデメリットや、解消する方法について詳しくご紹介しました。
マウスピース矯正にはデメリットもありますが、しっかりと管理することでトラブルを回避することもできます。
様々な便利グッズやアプリなども登場していますので、うまく活用しながら治療を進めていきましょう。
審美歯科についてお悩みがあれば西川デンタルクリニックへご相談ください。