◆歯科でのボツリヌス(ボトックス)療法とは?
慢性的な肩こりや首こり、偏頭痛にお悩みの方は少なくありません。
実は、その原因のひとつに歯ぎしり・食いしばりがあるのをご存知でしょうか。
歯ぎしり・食いしばりのある方のほとんどは自覚がありません。
寝ている間や集中している時などに無意識にしてしまうため、家族に指摘されて初めて気が付くケースも多いのです。
歯ぎしり・食いしばりが続くと、次のような弊害があります。
・肩こりや首こり
・偏頭痛
・顎関節症
・歯が欠ける、折れる
・歯周病を進行させる
このように、歯ぎしりや食いしばりによって体全体に影響が及んでしまうのです。
歯ぎしり・食いしばりに気が付いた場合、早急に対処するのが望ましいでしょう。
そんな中、近年治療法として注目されているのが「ボツリヌス療法」です。
ボツリヌスとは、ボツリヌストキシンと呼ばれるタンパク質のひとつで、筋肉の緊張を和らげる作用があります。
美容業界ではシワ取りや小顔効果に広く用いられており、「ボトックス注射」という言葉を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
ボツリヌスは咬筋の緊張もほぐしてくれるため、歯ぎしりや食いしばりに有効な治療法として注目されています。
◆歯科でのボツリヌス(ボトックス)療法で得られる効果とは?
ボツリヌス療法を行うと、以下のようなメリットがあります。
・歯ぎしり、食いしばりが改善する
・頭痛や肩こり、首こりの緩和
・顎関節症が改善する
・咬筋の緊張を和らげて小顔効果も期待できる
・歯ぎしりによる歯周病の進行を防げる
・顎にできる梅干しジワの改善
・ガミースマイル(笑った時に歯茎が見えすぎる状態)の改善
ボツリヌス効果が持続する期間は、個人差もありますが大体4〜6ヶ月が目安です。
永久に効果が続くわけではないため、定期的に治療を行いましょう。
ボツリヌスを定期的に行うことで、効果が長く続くようになり効き目も高まる傾向にあります。
ボツリヌス療法が気になる方はまず歯科医院に相談し、どれくらいの頻度で治療するかを話し合っておきましょう。
◆歯ぎしりや食いしばりについてお悩みがあれば西川デンタルクリニックへ
ボツリヌス(ボトックス)療法による歯ぎしりや食いしばりの治療とその効果について詳しくご紹介しました。
歯ぎしり・食いしばりは、ストレスや噛み合わせ、日常的な癖によって起こります。
自分では意外と気が付かないため、家族やパートナーに指摘された場合は一度歯科医院で診てもらい、必要があればボツリヌス治療を検討してみるのがおすすめです。
歯ぎしりや食いしばりについてお悩みがあれば西川デンタルクリニックへご相談ください。