◆食いしばりとは?
食いしばりとは、その名の通り上下の歯を強い力で食いしばることです。
歯ぎしりは上下の歯を強く擦り合わせるため、ギリギリと音が出るという特徴があります。
そのため、家族に指摘されて気づくケースが多いのですが、食いしばりは音が出ないため全く気がつかないことも少なくありません。
また、食いしばりは寝ている時はもちろん、起きている時でも起こります。
集中している時やストレスがかかった時などに無意識に行ってしまうため、自分では気づいていないことが多いのです。
普通であれば上下の歯が合わさる時間は1日15分〜20分程度ですので、日常的に食いしばりを行うことでどれほどの負担がかかるのかは想像できるのではないでしょうか。
あごの疲れや肩こりなど体の不調が続く時には、食いしばりが原因であることも少なくありません。
◆食いしばりを引き起こす主な4つの原因
食いしばりの原因には、生活習慣や心的要因など様々なものがあります。
中でも、原因としてよくあるものを4つご紹介します。
①奥歯ばかり使って食べている
普段の食事で柔らかいものばかりを食べる習慣があると、前歯でかみ切る必要がないので奥歯だけを使ってしまいがちです。
奥歯ばかり使って食べていると、奥歯周辺の筋肉が緊張した状態となります。
筋肉が緊張していると、就寝中など無意識のうちに食いしばりが起きてしまうのです。
②かみ合わせが良くない
食いしばりの原因には、かみ合わせの悪さも関係しています。
食いしばりを引き起こすかみ合わせは、以下の4つです。
・過蓋咬合
上の前歯が下の前歯を覆いかぶさってしまう状態を言います。
前歯がうまく使えないため、奥歯ばかりでかんでしまい食いしばりやすくなってしまいます。
・反対咬合
過蓋咬合とは逆に、下の歯が上の歯より前に出てしまった状態です。
過蓋咬合と同様、奥歯ばかり使うことになり食いしばりの原因となります。
・叢生
歯が凸凹になって一部重なってしまっている状態です。
歯並びの悪さから一部分だけを使ってしまい、食いしばりを引き起こしてしまいます。
・開咬
かみ合わせた時に前歯がうまくくっつかない状態です。
前歯でかみ切ることが難しく、奥歯だけ使ってしまい食いしばりを起こしてしまいます。
③ストレスや不安感が強い
不安やストレスによって、無意識に食いしばってしまうことがあります。
④口の中の詰め物や金属があっていない
虫歯治療で入れた詰め物や歯科手術によって埋め込んだ金属が合わないと、食いしばりの原因となります。
◆食いしばりについてお悩みがあれば西川デンタルクリニックへ
食いしばりと原因について詳しくご紹介しました。
食いしばりは、ほとんどの場合無意識に行ってしまうため、自覚症状がないケースも多いです。
「歯の被せ物がすぐ壊れてしまう」「肩こりや首こりがひどい」など思い当たることがあれば、食いしばりを疑ってみても良いかもしれません。
食いしばりについてお悩みがあれば、京都市中京区烏丸三条の西川デンタルクリニックへご相談ください。
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↑ ボツリヌス療法の詳細ページです。