Blog details
ブログ詳細
【歯科医師がわかりやすく解説】PMTCが保険適用になることはある?
◆PMTCは原則保険適用されません。
PMTCは、基本的に保険が適用されません。
なぜなら、虫歯や歯周病といった病気の治療が目的ではなく、予防を目的としているからです。
PMTCを受けることで得られる効果は、虫歯予防や歯周病予防、歯石予防などです。
保険適用にはなりませんが、その分保険診療の枠組みを超えた細やかなケアが可能となっています。
◆PMTCが保険適用になることはあるのか?
原則自費診療となるPMTCですが、保険が適用されるケースは少なからずあります。
それは、PMTCを受ける医療機関が「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」に認定されているケースです。
「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」とは、2016年より厚生労働省が行っている制度で、虫歯や歯周病の重症化予防を目的として新設されました。
「安全対策の研修を受けた医師が常勤していること」「滅菌や感染防止のための設備が整っている」など、様々な基準を満たした歯科医院を厚生労働省が認可しています。
保険適用でPMTCを受けたい場合、「か強診」に認定された歯科医院を探す必要があります。
◆保険適用内での歯のクリーニングの良いところ・悪いところ
歯のクリーニングは、保険適用でも行うことができます。
保険内でクリーニングを行うメリットは、なんといっても費用が抑えられることです。
3割負担の人が保険内で行うクリーニングを行った場合、初診時で3,000円〜4,000円程度になります。
2回目以降の診察代はさらに下がり、範囲や部位にもよりますが1回につき1,500円〜2,500円ほどで済む場合が多いです。
ただし、費用を安く抑えられる反面デメリットもあります。
それは、保険診療では様々な制限があることです。
まず、歯肉が健康な場合には保険が適用されません。
保険診療はあくまで治療を目的としているため、予防を目的としたクリーニングでは保険が適用にならないのです。
また、コーヒーやタバコなどの着色除去は保険の対象となりません。
虫歯や歯周病になりにくくするためには、予防によってお口の健康を維持することがとても大切です。
PMTCは保険で行うクリーニングよりも高く感じるかもしれませんが、高い予防効果があります。
自分の歯を長く使うためにも、定期的にPMTCを受けることをおすすめします。
◆審美歯科についてお悩みがあれば西川デンタルクリニックへ
PMTCの保険適用について詳しくご紹介しました。
歯のクリーニングは、保険の範囲内でできるものとPMTCのように保険が適用されないものがあります。
両方の特徴を理解した上で、自分に最適な方法を選択しましょう。
審美歯科についてお悩みがあれば西川デンタルクリニックへご相談ください。
当院のクリーニングについてはこちら